http://www.pianoya.net ピティナ彦根ステーションからのレポート
羽ばたくピティナの天使たち
老人ホーム訪問演奏活動
「ふれあいコンサート」
 彦根ステーションでは去る10月11日に滋賀県東浅井郡びわ町
にある特別養護老人ホーム「青芳」にて また去る10月21日には
滋賀県犬上郡多賀町にある特別養護老人ホーム「いぬかみ」にて
老人ホーム訪問演奏活動「ふれあいコンサート」を行いました。
また11月19日には滋賀県愛知郡秦荘町の特別養護老人ホーム
やまびこにて「ふれあいコンサート」を開催しました。 

指導にあたられた先生は順に馬淵裕紀子先生と重森ゆう子先生
上林雅美先生・上林孝子先生・北川栄子先生・田中貴子先生です。

 ちなみに「ふれあいコンサート」のネーミングは子供たちがしました
それから「老人ホーム慰問」ではなく「老人ホーム訪問」の演奏活動
にこだわったのは演奏者としての子供たちの新鮮な意識のあらわれ
でもあります 子供たちは、わたしたちおとなのステレオタイプ
(かわいそうなお年寄りたちがここにいる)をはじめから持っていません
 子供たちの意識はもっとピュアです
「ちょっといつもと違うところで演奏るんだ」ぐらいの感覚なのです。もっとも、   わたしたちも 参加したくない子供まで強制的に参加させることは
お年寄りに失礼だから決してしないように気を付けてきました。


 「慰問」という手垢の付いた言葉は何か一方的で演奏者と観客との緊張が
感じられないとおもいます わたしたちも老人ホームに演奏に行くからといって 
紋切り型の選曲ばかりということはないように指導の先生にお願いしました

 子供たちもそれに答えて一見するとご老人には理解できない
だろうなあという曲も交えてプログラムを構成してくれました
 それが心地よい緊張を生み単なるノスタルジアを呼び覚ます
だけではない本当の音楽による感動を生み出したと思います

 子供たちの演奏を終えての感想文にも見られるとおり感激のあまり
泣き出すお年寄りもいて、会場はいつもの発表会などでは得られぬ
不思議な興奮と感激につつまれていました
 見ていた私も感涙にむせびながら「天使が舞っている!」と心の中で
叫んでいました「はばたく ピティナの天使たち」と名付けたのは私です

 「もっと練習してまたくるからね まっててね」そう言って子供たちは
帰っていきました お年寄りにちょっぴりの元気をあげて 子供たちは
おかえしに何か掛け替えのない勇気と自信をいただいてきました。
 わたしたちが当初予想した以上の大収穫をこの演奏活動から得ることが
出来たことをご報告します。
別紙にて参加した子供たちの感想文をお付けしました。どうかご覧下さい
ピティナひこねステーション
代表 栗田博
びわ町のようす
出演した子供たちの感想文びわ町
多賀町のようす
ふれあいコンサート
出演した子供たちの感想文多賀町
秦荘町のようす
出演した子供たちの感想文秦荘町