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 防音室の性能基準について
Dー40 遮音40等級とは何ですか?
よくある質問 防音室 FAQ
日本では、遮音性能はD値を用いて表します。D値とは、JIS 日本工業規格 に規定される遮音等級で、数値が大きいほど遮音性能が高いことを示します。Dー40とか遮音40等級とかで表されています。

125Hz 〜 4kHz の周波数の、音圧レベル差(発音室の音圧 - 集音室の音圧)=専門用語で透過損失を求め、どの周波数帯でも遮音等級の基準内にあるものをその防音室のD値とします。これには+−2dB の測定誤差が認められます。

たとえばD−40は500kHz の周波数での音圧の遮音の差が40デシベル以上あるのですが、それだけではD−40と表記するには不十分で(このことだけを表すのはー40dB/500kHzという表現になります)
1000kHzの周波数での透過損失2000kHzの周波数での透過損失、一方低い音域では250kHz の周波数での透過損失125kHz の周波数での透過損失がそれぞれ要求される基準内にあるもの をD−40と呼んで差し支えないというわけです。
 反対に、この中のどれかの周波数帯で基準以下の遮音性能であればD−40ではないということです。
 遮音性能は周波数帯がたかくなるほど高く反対に周波数帯が低くなるほど低く想定されています。
これは、昔から経験的にに認められる現象で、音は低くなるほど遮音しにくい傾向にあります。

透過損失=20log10{面密度×周波数}−43dB   透過損失の質量則

ドラムなどではバスドラムの音を遮音することが困難で、とんでもない遠方へ音が伝わるようです。
そのため音源ではバランスよく聴こえているドラムセットの音も遠方に漏れ出した音になるとほとんど低音のバスドラムの音だけになっています。低音はその上、回りこみといって壁にぶつかってもその裏側へ廻りこむ現象をひきおこします。それがまた不快で苦情の原因になるようです。

このような場合にある音域の遮音性能を格段に強化することができればつまりバスドラムの周波数帯の
125kHz の周波数付近で遮音性能を高めればほとんどドラムの防音は完璧です。

このような発想から生まれたのがサウンドジャパンのドラム用防音室です。ドラム用防音室の遮音性能はD−60もあります。しかし、その中でもとくに125kHz の周波数帯で遮音性能が高められていて真夜中でもドラムが思いっきり演奏できます。 


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