防音室の栗田楽器
防音室の遮音性能
サウンドジャパン防音室の遮音性能
防音室の遮音性能ですが、たとえば一般の日本の楽器メーカーの製品などでは
Dr−30、Dr−35,Dr−40の3種類があります。(いわゆるD値とDr値は通産省基準で同じ事です)
これは簡略して言うと、500ヘルツ程度の高さの音で90dBの音をDr−30であれば60dBていどに、
Dr−35であれば55dB程度にDr−40であれば50dBに遮音するということです。
くわしくは、防音室の性能基準へ
これは一般にそれぞれDr−30であれば、人の会話ていどにDr−35であれば人の小さな話し声程度に、
Dr−40であれば人のかすかな話し声程度の音量にできるという説明がされています。
しかし、人間の感じる音の大きさというものは、多分に相対的なものなので、生活時間帯が深夜になれば、
小さな話し声程度の音量だって周囲に影響するかも知れません。 (時間帯の問題)
またこのような組立式防音室は、お家の中のお部屋の中にお部屋をつくる訳ですのでお家の中のとなりの
部屋で聞くよりも実際は隣家への影響は少ないと考えられます。(お家の構造の問題)
実際木造家屋の壁の一般の遮音性能は最低でも−20dBていどあると考えられています、
これが鉄筋コンクリートだったら−30dB以上あるでしょう。
これに防音室自体の遮音性能を−40dBとしてプラスすると、
隣家にはピアノやバイオリンぐらいでは音が問題になることはないと思います。
しかし、人間の感じる音の大きさというものは、多分に相対的なものなので、生活時間帯が深夜になれば、
小さな話し声程度の音量だって周囲に影響するかも知れません。 (時間帯の問題)
バイオリンの音などは高音域に偏っているので防音しやすいといえます。
一般に低音域での防音は困難です(バスドラムなどの場合)。
さてサウンドジャパンの防音室の遮音性能のレベルは
Dr−40シングルとDr−45ピアノ、Dr−55ダブル、
Dr−60ドラム、Dr−70トリプルの
5種類があります。一般の防音室がDrー40が最高水準の遮音性能ということを考えると
ものすごい性能をもっているといえます。
このうちDr−70トリプルは外部の音を一切遮断しなければならない録音スタジオであるとか
産業用の実験室であるとかの場合に使用される特殊なものでドラムは別にして普通は
Dr−40のシングルタイプとDr−55のダブルタイプが使われています。
このうち使用する楽器と時間帯によってDr−40シングルとDr−55ダブルを使い分けています。
ドラムのような音圧の大きい楽器は別にして バイオリン程度の音圧でしたら、
シングルタイプの防音性能でもお家の中ではほどんど聞こえないていどになると思います。
それでもサウンドジャパンのカタログには、夜の10時ぐらいまでなら十分な遮音性能があるといっていますが、
これは周囲に神経質な人がいてもトランペットを吹いても大丈夫な範囲という意味ですです。
バイオリンなどの場合高音域で音圧も少ない事を考えると夜の12時ぐらいでも大丈夫です。
その上位機種のDr−55ダブルタイプの防音室では、真夜中でも相当の音を出しても外には聞こえません。