１８７１年に設立し、熟練したピアノマイスター、ジョセ
フ・ブロールウェック、そして優秀なピアノ設計者ミノス
ラフ・タウチマンによって現在のリーガークロスが完成さ
れました。年間約３０００台を生産しておりヨーロッパ
の主なピアノメーカーに位置しています。そのうちの９７
％が輸出が占め、日本をはじめ、カナダ・アメリカ等へ
送り出されています。
ひとりのマイスターの手によって完成させております。
これは１台、１台責任を持って作るというポリシーなの
です。
ピアノの部材の材質におきましても、ピアノの命と言って
も過言でない響板にはボヘミアンスプルース（唐檜）を使用。
この響板を使うことにより古い伝統様式を重んじる中央ヨー
ロッパを髣髴させる粒がそろった立ち上がりのよい透明
感のある音色を奏でます
さらに鍵盤や響棒にも同じ部材を使っています。駒・上面・
支柱・ペダル天秤は強度と音伝達に優れたブナを使用。
中低音は音律の保持を良好にし、澄んだ音色を保持させ
る総アグラフ、次高音、高音は倍音を豊かにし美しく響か
せるためのアリコート方式さらにカットブリッジを併用し一層
の倍音の豊かさを実現しています。
（アップライトピアノは全音域総アグラフ。）
ハンマー・アクションはレンナー*を使用し、すべてカエデと
シデの木材を適正にバランスよく使い分けられています。
弦は豊かな響きと強靭な耐久力のドイツレスロー社製
ミュージックワイヤー*キャスターは真鍮*を使用。塗装は
強度と透明度が高い
ポリエステル鏡面仕上げです。
このようにすべてにおいてこだわりをもって作られたピアノが
リーガークロスです。これこそボヘミアという伝統を持ちスメ
タナやドボルザークを生み出した土地だからこそできた
名器がリーガークロスなのです。
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